「就活のために黒染めしたけど、終わったから明るくしたい」「夏休みや冬休みなどの長期休みが終わって黒染めしたけど、次は明るくできるの?」と疑問を持っていませんか?美容師に黒染めをしたら明るくできないと言われたり、黒染めをしたらカラーができないと聞くと不安になりますよね。
実は、黒染めをしてもヘアカラーをして明るくできます。この記事で紹介する「黒染め後のカラーで失敗しない方法」を実践すると、黒染めをした髪でもヘアカラーをすることができます。
なぜなら、元美容師のぼくが実際に黒染め後のカラーをして学んだことを書いたからです。
この記事では、黒染め後に可能なカラーや失敗しない方法を紹介します。
記事を読み終えると、黒染めをしたあなたでも失敗することなくカラーができます。
黒染め後のカラーは可能

「黒染めをしてしまえばカラーはもうできない」「黒染めは色落ちしない」と美容師に言われてカラーを諦めているかもしれませんが、黒染めをしてもヘアカラーをすることは可能です。
だだし、希望の色が明るい色だと思い通りにならない可能性があります。その場合は、カラーをする時期をずらすか希望の色をかえることになります。
次に、黒染め後いつからカラーをするかという期間ですが、髪の状態を見ないと判断できないため、一概にこれくらいといえません。
また、髪の状態によってはカラーをやめたほうがいいこともあります。ますは、担当の美容師に相談してみましょう。
実際に、ぼくも黒染め後にカラーをしたことがありますが、明るい透明感のある色にはできませんでした。一方で、普通の茶髪くらいには染めることができたので黒染め後のヘアカラーは可能であるといえます。
黒染めを簡単に説明

まず、黒染めという種類のカラー剤はありません。黒染めも白髪染めやおしゃれ染めのカラー剤と同じです。「なぜ色落ちしにくいの?」と思うかもしれませんが、しっかり色落ちしにくい理由があります。
理由は、カラー剤には黒の染料がないため、絵の具のようにさまざまな色素をまぜて暗くて濃い色をつくられるからです。さまざまな色素が混ざっているため、髪に残りやすく、痛みやすくなっています。
黒染め後のヘアカラーで失敗しない方法

予約する時に黒染めしていることを伝える
黒染め後のカラーは通常のカラーと違い、手間と作業内容が増えます。なので、予約する時に黒染めしていることを伝えると美容師も黒染めした髪を明るくする準備ができます。また、髪の状態や黒染めの時期、強弱も伝えると成功率が上がります。
逆に、黒染めしたことを伝えずにカラーをしてもらうと絶対に失敗します。ぼくは美容師になるまえに黒染めしていたことを伝えずにカラーをした結果、根本の地毛は明るく、黒染めが残った髪が暗く仕上がるという大失敗をしました。
黒染めとカラー同じ美容師に担当してもらう
一番失敗を少なくする方法は黒染めをしてもらった人にカラーも担当してもらうことです。
なぜなら、黒染めをした本人が担当することで、黒染めをした時期や強さを把握できた状態でカラーできるからです。
実際に、ぼくが担当したお客さんは、黒染めをしてもまた明るくする可能性があるとのことで、黒染めをする際に明るくしやすいカラー剤をつかいました。その結果、そのお客さんが明るくしたくなったときに、前回担当したぼくがカラーしたことで明るくすることができました。
黒染めからカラーをするデメリット

髪にダメージを与えるため、痛む
黒染めから明るくしたいなら、髪に残っている黒染め落としにブリーチを使ったり、強いカラー剤を使います。そのため、通常のカラーと比べてダメージが多く髪の毛が痛みます。
また、縮毛矯正やパーマをしているとそのダメージからうまく染まらないこともあるので要注意です。
思い通りの色にならない可能性が高い
黒染め後のカラーは、ほぼ思い通りになりません。というのも、さまざまな色素が混ざった黒は髪から完全に抜けることはなく、希望の色に染めても黒が邪魔をしてくるのです。
暗めのトーンの茶色なら希望通りの色になるかもしれませんが、明るい色ほど思い通りにならない可能性が高いです。
黒染め後にカラーをしない方がいい人

黒染め後のからーは可能と紹介しましたが、髪の状態によってはやめた方がいい人もいます。
たとえば、セルフで黒染めやカラーをしてムラになってしまっている人です。すでにムラになっていると髪全体の色の入り方がバラバラでベテランの美容師でも直すのが難しくなっています。ムラがひどくならないためにもやめた方がいいと思います。
また、希望の色が明るすぎる人もやめた方がいいです。なぜなら、黒染め後のカラーで極端に明るい色や透明感のある色は不可能だからです。黒染めした髪が生え変わるまで待ってから希望のカラーをした方が、ダメージも少なく、スムーズにできます。
黒染め後にできるカラー
黒染め後にできるカラーは明るすぎない暗めの茶色です。理由は、明るすぎない茶色が一番成功率が高いからです。おすすめは以下のようなブラウン系です。

逆に以下の写真のような、ブリーチを複数回しないとできない透明感のあるカラーはほぼ不可能です。

まとめ
- 予約時に黒染めしていることを伝える:黒染めの時期と強さを伝えることで、美容師も対応策を準備できる。
- 黒染めとカラー同じ人に担当してもらう:黒染めをした本人なら、どんな黒染めか把握しているため対応できる。
- 黒染め後のカラーのデメリット:思い通りの色にならない可能性があり、髪が痛む。
- 黒染め後のカラーをやめた方がいい人:セルフでカラーしてすでにムラになっている人。
この4つが黒染め後のカラーのポイントです。黒染めをしてしまえば、もう染められないと勘違いしがちですが、カラーすることは可能です。一方で、希望の色や髪の状態によってはカラーをやめた方がいい場合もあります。まずは、美容院で予約するときにいつ黒染めしたかを伝えて美容師に相談しましょう。
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